永平寺~旅の思い出~
永平寺に行きたい。
と先日父が言い、たまたま帰省していた長男(父からいえば孫ね)が、
永平寺までの鉄路や最寄りの宿を調べてファイリングしてくれました。
じじばばの二人で永平寺詣でするつもりらしかったのですが、
休み取れそうだし、
デミオ君で遠出するのが楽しそうだし、
父もドライブ好き、
何より、「じいちゃん最近急に歩けなくなることがあるのよ」
と母が言うので、
思い立ったらすぐ実行
(つまり 前々から計画するという我慢が出来ない)
というO型の私、
日頃のご恩に感謝し、
宿を予約し、7日に出発することにいたしました。
走ったことのない道を走り、
知らない風景を見る ことにわくわくしています。
私が中学生の頃、父は初めて自家用車を手に入れ、
中学2年の夏、お盆休みに、
両親の故郷の東北の山村に、車で帰省したことがあります。
秋田にはそれまで 電車を乗り継いで帰省するのが
毎年のお盆休みの恒例で
電車の中の混雑や(床に新聞紙を敷いて座ってる人もあり)
幼かった頃には、乗り継ぎ駅で
ふたりのおとなに両手を持ち上げられて
飛ぶように階段を駆け上がり、駆け下りたこととか、
それはそれで モノクロの、忘れられない光景があります。
けれどもしかし、
中2の夏の車での旅は、あざやかなロードムービーです。
首都高速を夜中に抜けるときの父の緊張感、
夜明けからだんだん明るくなって、
朝露にしっとり濡れた高原の風景が見えてきます。
ドライブインで朝食を食べるとき、
父があんまりふんぞりかえって深々とソファにかけているので
恥ずかしく感じました。
うだるような暑さの中(クーラーなんて車についてませんでした)
駅前の旅館で休憩して、
父も母も眠りこけてました。
道路を歩く馬に驚き、
ドライブインのお土産物売り場に並んだこけしを眺め
うねうね くねくねした道で車酔いして
途中で車を駐めてもらって 外に出ると
山の中の空気は冷やっとして
それがまた 吐き気を募らせる気がしてしまうのでした。
12日の晩に出発し、まるまる一昼夜かけて母の実家に着き、
15日の夕暮れ時を過ぎると
灯りのともるあそこの家からもこちらの家からも、
他県に帰る車が湧いて出てきます。
中学生の心にも
なんだかさみしくせつない
紗がかかったようになるのです。
短い日数なのに
なんだかとても長い間旅しているように思ったものでした。
あの頃は 父も母も、今の私よりも若かったと思えば、
よくがんばったのね と、ため息がこぼれます。
私はこの年になってやっと、
遠くまで運転してみようかと思えるようになりました。
おセンチの度が増したじいさまと、
意気軒昂のばあさま乗せて、
行ってきます。
と先日父が言い、たまたま帰省していた長男(父からいえば孫ね)が、
永平寺までの鉄路や最寄りの宿を調べてファイリングしてくれました。
じじばばの二人で永平寺詣でするつもりらしかったのですが、
休み取れそうだし、
デミオ君で遠出するのが楽しそうだし、
父もドライブ好き、
何より、「じいちゃん最近急に歩けなくなることがあるのよ」
と母が言うので、
思い立ったらすぐ実行
(つまり 前々から計画するという我慢が出来ない)
というO型の私、
日頃のご恩に感謝し、
宿を予約し、7日に出発することにいたしました。
走ったことのない道を走り、
知らない風景を見る ことにわくわくしています。
私が中学生の頃、父は初めて自家用車を手に入れ、
中学2年の夏、お盆休みに、
両親の故郷の東北の山村に、車で帰省したことがあります。
秋田にはそれまで 電車を乗り継いで帰省するのが
毎年のお盆休みの恒例で
電車の中の混雑や(床に新聞紙を敷いて座ってる人もあり)
幼かった頃には、乗り継ぎ駅で
ふたりのおとなに両手を持ち上げられて
飛ぶように階段を駆け上がり、駆け下りたこととか、
それはそれで モノクロの、忘れられない光景があります。
けれどもしかし、
中2の夏の車での旅は、あざやかなロードムービーです。
首都高速を夜中に抜けるときの父の緊張感、
夜明けからだんだん明るくなって、
朝露にしっとり濡れた高原の風景が見えてきます。
ドライブインで朝食を食べるとき、
父があんまりふんぞりかえって深々とソファにかけているので
恥ずかしく感じました。
うだるような暑さの中(クーラーなんて車についてませんでした)
駅前の旅館で休憩して、
父も母も眠りこけてました。
道路を歩く馬に驚き、
ドライブインのお土産物売り場に並んだこけしを眺め
うねうね くねくねした道で車酔いして
途中で車を駐めてもらって 外に出ると
山の中の空気は冷やっとして
それがまた 吐き気を募らせる気がしてしまうのでした。
12日の晩に出発し、まるまる一昼夜かけて母の実家に着き、
15日の夕暮れ時を過ぎると
灯りのともるあそこの家からもこちらの家からも、
他県に帰る車が湧いて出てきます。
中学生の心にも
なんだかさみしくせつない
紗がかかったようになるのです。
短い日数なのに
なんだかとても長い間旅しているように思ったものでした。
あの頃は 父も母も、今の私よりも若かったと思えば、
よくがんばったのね と、ため息がこぼれます。
私はこの年になってやっと、
遠くまで運転してみようかと思えるようになりました。
おセンチの度が増したじいさまと、
意気軒昂のばあさま乗せて、
行ってきます。
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